2013年の冬
2013年、母は80才を過ぎていました。
心不全をおこしたとき、「がんばって10年はもたせましょうね」
って医師に言われた、10年は過ぎていました。
母は毎月検診に行き、毎回血液検査をして、数か月おきにレントゲンをとっていました。
血液検査で数値をみて、レントゲンで心臓が肥大化していないか見るのだそうです。
あるとき、血液検査の結果をみて、医者にBNPの数値が高すぎる、と言われました。
通常は100以下で、多くても500以下なのに、2000を超えているとのこと。
「心不全をおこしていますね、足のむくみとかないですか?」
と言われたのですが、わたしが見た目ではむくんでるふうには見えなかったし、
母の体調も別に悪くない様子。
70才を過ぎたころは、ときどき、胸がドキドキする、とか、息苦しいとか言って、救急で病院へ行ったことがあったのですが、最近ではそれもありません。
医者いわく、高齢になると、徐々に徐々に、心臓の働きも低下していってるので、急に胸が苦しいとか感じるのも鈍くなっていってるのかもしれない、とのこと。
顔色は悪くないけど、とりあえず入院して、様子をみましょうと言われました。
このとき、医者に
「元気で動いてる心臓も、加齢とともに、徐々に働きが低下しています。
そして、もうこの年で、カテーテル治療をするのも体力的に厳しいです。
それに、薬も、これ以上飲めないところの限界まで飲んでいて、これ以上増やすと、他の臓器に影響を及ぼすこともあります。
普通に、元気に心臓が動いてる人でも、高齢になるとどんどん鈍くなって、働きが低下していきます。
ましてや、半分壊死している状態なので、これからは、いつ、何がおきるかわからないと、覚悟しておいてください。
適度の運動と、適度の食事、検診結果が悪いと入院ということを繰り返していきましょう」
と言われました。
—- つづく —-
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