葬儀の準備~葬儀社選び
ぼーっとしているわたしに、義姉が、
「葬儀屋さんに連絡した? お寺さんはもう決まってるの?」
と言いました。
葬儀屋さんとお寺さんは決めていました。
父のときに失敗したから、同じことはしないつもりでした。
★葬儀社選び
父は、全国展開している大手の葬儀社の互助会に入っていました。
それが満期になっていて、自分の葬儀はそれでできると思っていたようです。
でも、今思えば、満期の金額自体少ないものだったので、いまどきの葬儀がそれぐらいの金額でできなかったのですが・・・
ちゃんと説明を受けてなかった母は、それでできると思っていたようでした。
葬儀社に連絡すると、スタッフの方がやってきて、
「このたびは、ご愁傷さまでした。」
と、マニュアルどおりの挨拶をして、わたしと母の前にパンフレットをさしだしました。
「今契約していただいてるのは、これでして・・・」
と、薄っぺらい棺をみせ、
「これではちょっと貧弱なので、もうひとランク上のほうがお父様も喜ばれると思うのですが・・・」
と、上のランクを薦め、
祭壇、花、霊柩車など、すべてがその調子で、次々と説明をはじめました。
父の死をまだすぐに受け止めることができず、病院から連れ帰って家で眠っている父のそばに、少しでも長くいたいと思っている母は、その説明を聞くだけでグッタリしている様子だったので、
「おばあちゃんはもういいから」
と言って、ほとんど、わたしと主人で決めました。
結局、少しずつ、少しずつ、ランクアップしていったので、掛け金の3倍ぐらいの金額になっていました。
入金のときもそうでした。
父の貯金の相続が終わるまで払えない旨を説明したのですが、
大手の葬儀社なので、現場と会計は別になっていて、あらかじめ入金の期日が決められていたので、しかたなく、母名義の貯金を貸し出す形で支払いました。
父の四十九日が終わって、スタッフのかたが来られたときに、
「もう一度、互助会の積み立てをしてください」
と言われましたが、母は、「もう、あそこはイヤだ」と言ったので、積み立てするのをやめました。
そして、約1年ぐらいまえ、うちの近くに、地元に根付いた葬儀会館ができたので、説明を聞きにいったら、
「入会金をいただくだけで、積み立てはしなくってもいいですよ」
と言われたので、入会金だけ支払って、会員になってた葬儀社があって、母は、そこでお願いすることにしました。
葬儀社に連絡してから、いつも月参りに来ていただいてるお寺さんに連絡しました。
わたしが、「告別式は何時にすればいいですか?」
とお寺さんに聞くと、
「火葬場の時間は決まってるの?それにあわせた時間になりますよ」
と言われました。
まったく段取りがわからず、「そうなんですか、またわかったら連絡します」
と言って電話をきりました。
まもなくして、葬儀社の方が来られました
お寺さんの話をすると、
「そういうことは全部こちらでやりますので、何も心配しないで大丈夫ですよ。」
と言われ、ちょっとホッとしました。
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